ケンメリの名を受け継ぐ、GC110スカイライン
1972年(昭和47年)に登場した4代目スカイライン「C110型」。
「ケンとメリーのスカイライン」というテレビCMで一世を風靡し、いまなお“ケンメリ”の愛称で親しまれています。
今回の3台は、いずれも昭和49年〜50年式のセダンGC110。
伸びやかなフォルムの中に時代の息づかいを残す、美しい個体ばかりでした。
ケンメリスカイラインといえば、生産期間の短さから、伝説の“GT-R”を連想する方も多いのでは。
ケンメリの時代と伝説
ケンメリスカイライン(C110型)は、排ガス規制の影響を大きく受けた時代の車。
この排ガス規制の影響もあって、GC110型のGT-Rはわずか197台しか生産されなかったと言われています。
この希少性こそが、今でもケンメリが「幻のGT-R」と呼ばれる理由です。
展示された3台は、どれも当時の面影を色濃く残し、その姿はまさに「美しいスカイライン」の象徴でした。
3台のGC110 ― 走る姿そのものがデザイン
かつての日本を走り抜けた名車「スカイライン」。
「ケンメリ」の愛称で知られるこの世代。
時代を超えてなお「ケンメリ」と呼ばれる響きには、どこか温かく、懐かしい響きがあります。
丸目四灯のヘッドライト、伸びやかなボンネット、そして後方へ流れるライン。
どの車も、まるで「走る姿そのものがデザインである」と言わんばかりの美しさです。
エンジンルームの奥まで磨き上げられ、まるで新車のような輝き。
それぞれのオーナーがこの車を「家族のように」大切にしてきたことが伝わってきます。
◆ 1台目
上品なベージュに映える、黄金のグリル
目を引く、アイボリーに近い淡いベージュのボディカラー。
そして何より印象的なのは、フロントグリルを飾るゴールドのインナーフィニッシャー。
見る角度によって表情を変え、当時の高級感を見事に再現しています。
フロントスポイラーには「Skyline」の筆記体エンブレムが輝き、オーナーのこだわりと愛情が感じられる一台でした。
◆ 2台目
ライトブルーにイエローライトが映える一台
淡いライトブルーのGC110。
ヘッドライトにはイエローのレンズが装着され、まるで欧州車のような雰囲気を漂わせています。
クロームパーツの輝きも見事で、まるで時代をタイムスリップしたかのよう。
シンプルながらも品のある佇まいで、「昭和車の最高峰」という言葉がぴったりの一台です。
◆ 3台目
ケンメリGT-R。端正なグレージュ
落ち着いたグレージュカラーのセダン。
無駄を削ぎ落としたフォルムに、ブラックミラーとゴールドホイールが映える構成。
フロントグリルにはGT-Rのバッジがさりげなく輝き、
“走りのスカイライン”の血統を感じさせます。
現代の車では味わえない重厚感と、機械としての美しさが共存していました。
今では想像もつかない希少価値
今となっては、この状態のGC110を探すのは至難の業。
車体の保存状態、パーツの再現度、そしてボディの輝き――
どれを取っても「奇跡のコンディション」と言いたくなるほどです。
いったい今、どれほどの価値があるのか。
正直、想像もつきません。
けれど、数字や金額では測れない価値がここにあります。
それは、“時代の記憶”を走らせ続けていること。
この日も、オーナーたちの手で丁寧に磨かれた車体が、
朝の光を受けて静かに輝いていました。
来場者の目を釘付けにしながらも、どこか穏やかな存在感を放っていた3台。
それはまるで、昭和の風景がそのまま目の前に蘇ったかのようでした。
ノスタルジックオートデイ イン ナミオカ
今回の展示は「ノスタルジックオートデイ イン ナミオカ2025」会場にて。
展示された3台も、どれも見惚れるほどの仕上がり。
カラーリングもそれぞれに個性があり、シルバー、ライトブルー、グレージュのボディが並ぶと、まるで昭和の街並みが蘇ったかのような静かな迫力が漂っていました。
クラシックカーを通じて、昭和の車文化と人のつながりを再確認する一日でした。
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文:カゲノヒト3
※記事に誤りや、このクルマにはこれを言わないとダメでしょ!
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